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2007東京モーターショー
2007/11/08(Thu)
今日はココ最近でも非常に恥ずかしいトレードをしたので、通常の更新はしません・・。損をしたわけではないのですが、取れるところを取れなかったということが重なりすぎて、本当に自分にがっかり・・。なので違う内容の更新をします。

11月1日〜4日は東京出張+旅行でした。その間に東京モーターショーに行ったので、その感想を。

正直今回のモーターショーはイマイチでした。環境問題に対しての本気度があまり感じられなかった。目新しいものも少なく、停滞しているなという印象が強く残ったモーターショーでした。そのなかで興味を持ったことを何個か紹介したいと思います。

現代自動車(ヒュンダイ) グレンジャーLPI

今回は限りある時間で行ったので詳しくは調べていませんが、LPG車というのがほとんどなく、そこが残念でした。唯一確認したのが現代自動車のグレンジャーです。LPG車といえばタクシー車輌を連想しますが、このグレンジャーもここ最近はタクシー車輌として採用が進んでいるそうです。LPG車は一般利用者が著しく低く、認知が進んでいませんが、環境面やコスト面では結構優秀な車なのではないかと思っています。ガソリンの高騰ほどLPGは高騰しておらず、1日の走行キロが長いタクシーにとっては打ってつけの存在。また、グレンジャーはトヨタのクラウンなどと比べても車輌価格が安いという点も受けているそうです。燃費性能もトヨタのコンフォート、日産のクルーなどと比べても遜色ないレベルだそうですから、高級感を持たせながらもコストパフォーマンスを考えれば悪くない選択なのかもしれないですね。現代自動車はトヨタからも強敵の一つだと認識されている会社なので、注目が必要だと思いますし、ガソリンだけではなく、主力商品にLPGというラインナップを加えている点は評価してもよさそうです。

参考リンク
現代自動車HP グレンジャー
グレンジャーLPIのところを見ればLPGについて学べます。

光岡自動車 オロチ

次に、ひときわ異彩を放っていたのが光岡自動車。今回はオロチの展示をしていましたが、初めて光岡自動車の車を見る人はこういったいまどき風の高級車だけを扱っていると思っているかもしれませんが、クラシックカー的な車を多く作っているマニアにはたまらないメーカーです。僕は今回のオロチを見て、光岡自動車ってスゴイなあと関心しました(笑。個人的にデザインは嫌いじゃないし、しっかり見ているわけではないですが、よく作っているなって思いました。海外メーカーの高級車に飽きた人にはもってこいな車かもしれません^^

参考リンク
光岡自動車HP オロチ
ホームページを見て知ったけど、オロチって最近作られたわけじゃなくて昔からあるのね・・

ゼンリン 地図アプリケーション

車メーカーでなくて申し訳ないけど、住宅地図や電子地図ではトップ企業。今回のモーターショーで最も注目したのはゼンリンかも(笑。このクリスマス商戦でNTTDoCoMoが売り出す新端末905シリーズでゼンリンの地図アプリケーションが標準搭載されるそうです。これが90日無料で使えて、その後は一部機能は無料で使えるけど、その後は有料コンテンツになるそうです(確か月額300円・・だったはず)。早い話が携帯でカーナビみたいな役割をするアプリだと考えればいいかな。使ってはいないので使い勝手とかはわからないけど、月額300円のサービスとしては悪くないのかなぁ・・?って思ってます。僕はナビを使わず地図を使いたいアナログ派なので、機能面などでは詳しくは語れないのですが、地図という基幹商品を使いながら、そこから色んな形で展開をしているゼンリンは非常に注目しています。今後は電子地図などが様々な商品に実装されていくし、モバイル端末では標準搭載が始まったことは非常に注目すべき点です。また、ゼンリンは海外にも進出しており、欧州のカーナビ事業も行っています。その海外事業も売上高の10%程度を占めており、まだまだ成長性は残している点も注目したいですね。この地図事業はかなり参入障壁が高い事業なので、競争激化ということにはならないと思いますし、地図データを作るということは、どうやったら一般利用者が利用しやすいか?ということを良く知っているはずなので、ソフト作りも他社よりは優位に進めれる可能性はあるかもしれません。

参考リンク
ゼンリンHP
地図ログ
ゼンリンの説明員の方に教えてもらった地図ログ。中々面白いシステムだなと思います。

ホンダ ASIMO

ホンダの注目はなんといってもASIMOだと思います(笑。いや、本当に関心しました。今回のプレゼンはASIMOがほとんど行っていましたし、ASIMOのプレゼン中はその場から離れる観客がほとんどいなかったというのはスゴイことです。プレゼンが終わってもはっきりASIMOの姿が見れなかった人は次のプレゼン待ちでしばらく待つ人もいたので、ホンダのPRにスゴイ力を発揮していたのが一番印象的だったかも・・(^^;

PUYOは現実的なものじゃないのでコメントしないけど、FCXは注目してます。今最も現実的な環境コンセプトカーなのかな?って思ってます。ホンダは環境が強いテーマにあげているんだなというイメージを持ちました。逆にスポーティさは失われてきたというイメージも持ちました。CR-Zがスポーティな面を支えた格好なのかな。

技術力の面では非常に高いものを持っているイメージが強いホンダですが、やはりモノ作りという点ではホンダは健在だなという感じ。

また、フィットRSを発表していたこともあって、フィットを非常に強く押し出していたと思います。確かにコンパクトカーはフィットが強いので、このクラスを更に強化してきたといったところでしょうか。

参考リンク
ホンダHP ASIMO
Carview 東京モーターショー 「ホンダプレスカンファレンス」

日産 GTR

個人的にはあまり熱くなるものはなかったのですが、世間一般はGTRが大注目しているので・・(笑。車好きの人にはたまらないものでしょうし、日産の物作りに対する姿勢やブランド強化という点でもGTRというキーワードは強いものがあるのかもしれません。日本のスーパーカーといっても良いGTRは世界ではどういう風に見られているのでしょうか?

マツダ アテンザ

ぶっちゃけマツダはパッとしなかった。興味の引くものもあまりなかったし、何に注目すれば良いのかわかりにくいプレゼンだったような気もする。とりあえず日本市場向けのアテンザが発表されたっていうぐらいでしょうか?マツダは欧州では調子が良いのかもしれないけど、日本市場に対してはどういった取組みを行って巻き返しを図っていくのでしょうか・・?アテンザに関しても欧州向けのものを優先しているし、欧州市場が重要な位置づけというのはわかるけど、日本市場をもう少しどうにかして欲しいなと思う。注目材料が無くてガッカリだった。

三菱自動車

三菱自動車は注目すべき車は無かったが、復活してきたというイメージはかなり持てた。業績もかなり回復してきたし、以前のモーターショーでは全然力の無い発表で、本当に地に落ちた印象を持ったが、今回は大分力強さを感じた。しかし、まだまだ物足りない発表。特に残念だったのが、ブースの作りで、2Fから見下ろせるような形で展示もされていたけど、整理があまりにもダメだし、要人が来るので下りろみたいな感じで言われたあたりが何様かと少し思った。ブースも比較的人は少なく注目度が低かったが、商品ラインナップもさることながら、展示方法や演出などにもう少し力を入れて欲しかった。それでも以前のことを考えれば大分良くなったと思った。

トヨタ自動車 i-real

トヨタは期待はずれだった。唯一注目するとすればi-realかな。展示自体は見ていないけど(ていうかどこにあったんだろ?)Movieを見る限りでは乗ってみたいって強く思うほど興味を引く商品だった。ただ、i-realを乗り回せるインフラや法整備などを考えると一般利用はまだまだ遠い未来だけど、非常に良く出来ているなと感心した。

福祉車輌がどれぐらい展示されているのか興味を持っていったんだけど、ほとんど無くてそれが残念。そういった展示はトヨタ以外にはほとんど皆無と言ってよかったので、逆に言えば評価は出来る。トヨタは幅広い分野でコンセプトカーを出していると考えても良いほどラインナップが豊富だったのが印象強い。

逆にレクサスは全然ダメだと思った。ブース自体が二番煎じ的な感じだったので、僕的にはトヨタブースとレクサスブースは離れた所でやるほうが効果的だったんじゃないかなぁ?なんて思います。

参考リンク
Carview 東京モーターショー トヨタ「i-real」


これが今回東京モーターショーで僕が感じたことです。まあ、僕が日本人だからかもしれないけど、海外メーカーは全然受け付けなかったです。何が良いのかサッパリ。僕自身が車好きっていうわけでもないのが最大の理由かもしれませんが、もう少し車社会を持続可能な社会に展開できるようなプレゼンを多く設けるような取組みを海外メーカーにはしてほしかったと思います。メルセデスベンツが唯一やっていたように思えます。

現在海外メーカー(特に米国企業)が業績悪化で苦しんでいるのはそういう点があまりないからじゃないでしょうか?ブッシュ政権で京都議定書から脱退したのも米国の産業界からの反発があったからなんでしょうが、それが自分の首を絞めたといっても良いと僕は見てます。日本は米国で車を売るためにはどんな高いハードルも乗り越える努力をしてきたし、米国メーカーを守るために米国政府がハードルを更にあげたとしても乗り越えてきた。その結果が技術大国としての地位を得ることが出来た最大の要因かなと思います。自分たちが楽をしたいから地球規模での物差しで考えず、自国での物差しで物事を計るからそうなる。日本は物作りでもサービスの面でも、厳しい規制が多くあったからこそ高い生産性の元に物を作ってこれたし、サービスを提供できてきたのだと思う。

京セラの稲盛さんが言った「動機善なりや、私心なかりしか」。これにつきるわけです。

私心が芽生えた時こそ没落の時だと思う。まぁ、現場主導の日本だからこそ良いものが出来るといっても良いかもしれないけども・・(笑。

今回の東京モーターショーを見る限りでは日本メーカーはまだまだ強いと思う。特にホンダは良いのではないでしょうか。これから期待したいと思います。

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